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死が待っている部屋の片隅で…活動家が撮影した1枚の写真に何を感じる?

   

 

 

部屋の隅で失禁し、恐怖に震えるラブラドール

アメリカに拠点を構える動物保護団体「ヘイリー・グレイブス財団」で代表を務めるタミー・グレイブスさんは、とある保健所を訪れました。

そこでグレイブスさんは、1匹の黒いラブラドールと出会います。

そのラブラドールは、たまたま今日保健所に連れてこられた子でした。
保健所の雰囲気から、ここが自分が望んでいるような場所でないことを悟ったラブラドールは恐怖に怯えていて、部屋の隅で失禁してしまいながら身を震わせていたのです。

また、保健所のスタッフによると、このラブラドールは飼い主自身がここに連れてきたのだとか。

あまりに悲惨な状況を目の当たりにしたグレイブスさんは大きなショックを受けました。

その上で、この悲惨な現状を多くの人に知ってもらうべく、写真にメッセージを添えてFacebookに投稿したのです。

**** Today I went to the shelter to take photos for Lab Rescue of three labs needing rescue. Yes three! And as I…

Tammy Gravesさんの投稿 2016年9月14日

 

 

この投稿には、こんなことが書かれていました。

これが保健所に連れて来られた犬や猫たちの本当の姿です。

今朝このラブラドールは、ふかふかのベッドやソファの上で目を覚ましたことでしょう。そして、いつもと同じように飼い主にご飯を与えてもらえるのを待っていたはずです。

車に乗せられたときも「今日は公園かな?それとも病院へお出かけかな…?」と思いを巡らせていたかもしれません。

しかし、この子が連れて来られたのは死臭に満ちた場所でした。

275匹の犬たちが、「ここから出して!」というように扉をたたき、そして悲惨な泣き叫ぶ声が響き渡る保健所だったのです。

保健所に連れて来られた子たちは、自分の力だけでこの場所を出られることは二度とありません。そして犬たちは、自分がこの後どうなるのかすらも知らないのです。

ひとつだけ言えることは、自分で「ここに来たい」と願ってこの場所を訪れた子は、誰一人としていないということ。そして、心ない無責任な飼い主の元に戻りたいとも思っていないことでしょう。

あまりの恐怖に失禁してしまい、自分で漏らしてしまったオシッコのうえで震える犬。動くことすらも恐れ、私たち人間と目も合わせるこもできない。

この子は今、おそらく「消えてしまいたい」と思っているのでしょう。

そうでもしないと、このつらい現実から逃れることすらできないのですから。

決して保健所が悪いわけではありませんが、これが無責任な飼い主が生んだ、保健所の現状です。

無責任な飼い主こそが、全ての元凶なのです。

出典:Tammy Graves|Facebook

とても考えさせられ、そして心が痛むようなメッセージ。

この投稿はあまりに内容が酷だったため、最初はグレイブスさんの身近な人たちに限定されたものでした。
しかし、「この現状をもっと多くの人に知って欲しい」というたくさんに声がグレイブスさんの元に寄せられたため、この投稿を世界に向けて発信することを決意したのでした。

 

ラブラドールは、グレイブスさんの元で一時的に預かることに

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