保護した野良の母猫と6匹の子猫は、ちょっと変わった姿の『幸福を呼ぶ猫』の親子だった!
ある日、野良猫だった母猫と6匹の子猫が保護施設『SPCALA』へとやってきました。
連れてこられた猫の親子は、とても珍しい特徴を持っていたため、スタッフはみんな驚きました!
なんと猫の親子は足の指が多い、多指症の猫だったのです。
長い間、保護施設を運営してきたマドレーンさんも多指症の親子に出会うのは初めてでした。
こちらの猫が、母猫の『ヘミングウェイ』です。
この名前は、作家のヘミングウェイが多指症の猫を飼っていたことに由来しています。
多指症の猫は「ヘミングウェイ・キャット」と呼ばれることもあるそうです。
また、「幸福を呼ぶ猫」とも言われ、昔から人々に愛されてきました。
多指症の猫は、通常の猫よりも手先が器用だと言われています。
海上の移動手段が帆船が主流だった時代には、船上でマストに渡したロープも軽々と登ることができ、木造船の大敵であるネズミを捕ることにも長けていたため、「幸福を呼ぶ猫」と呼ばれるようになったそうです。
そんなヘミングウェイお母さんから生まれた子猫達も、指の多い猫でした。
また、ほとんどの子猫達はお母さんには無い特徴も持っていました。
それは、後ろに反り返った耳です。
どうやら子猫達は、アメリカンカールの特徴を持って生まれてきたようです。
ちなみに多指症とアメリカンカールの組み合わせは非常に珍しいそうです。
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