里親が見つかっても心を閉ざし、施設へ戻される老犬。救ったのは１匹の老猫だった…

老犬『ジェメルダ』は過去に辛いことがあったようで、一度新しい里親さんのところへ行きましたが、決して心を開こうとはしませんでした。

そしてついに、保護施設へと戻って来たのです。
それ以来、人間とも動物とも距離を置く生活が続いていました。

しかし、老猫『タヒリア』が施設にやってくると、ジェメルダは徐々に変わっていきました。
そして、2週間も経たないうちに、こんな姿を見せてくれるようになったのです。

ふたりはまるで、生まれたときから一緒だったかのように仲良くなりました。
そんなふたりの姿に、保護施設の創始者で、長年多くの動物達と接してきたキャシーさんも驚きを隠せなかったそうです。

そして、タヒリアに心を開いたジェメルダは、施設に住む他の動物や人間にも心を開いていったのです。

一方のタヒリアはとても愛情深い猫で、ジェメルダを始め、施設に来る犬や猫、子羊や子ヤギなどにも愛情をたくさん注ぎました。
また、病気の動物がいると、率先して看病を引き受けてくれたそうです。

タヒリアが施設に来た頃、ジェメルダは耳に感染症を患っていました。

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