にゃんわん

笑・泣・感動・驚・いろいろ動画

*

犬の断尾と断耳は本当に必要か?誰のために何のために尻尾や耳を切断するのか

   

 

 

ドーベルマン・ピンシャー、ミニチュア・ピンシャー、ボクサー、グレートデン…これらの犬種名を耳にしたみなさんは、彼らのピンと立った耳を想像するでしょう。ウェルシュコーギー・ペンブローク、ワイマラナー、ミニチュア・シュナウザー…どれも短い尻尾が特徴の犬種です。犬に詳しい方ならば、これらの犬種は生まれつき耳が立っていたり、尻尾が短いわけではないことをご存知だと思います。日本では当然のように行われている断尾や断耳。果たして本当に必要なのでしょうか。

 

断尾・断耳とは?

1inudanbi

尻尾を短く切ることを断尾、耳が立つように切ることを断耳と呼びます。これらの『美容整形手術』はアメリカでは、一定の犬種に一般的に広範囲に渡って行われている手術です。

アメリカは動物虐待には厳しい国であるものの、断尾・断耳を取り締まる法律はありません。断尾の時期や麻酔の使用について規定を設けているのは、2州のみ。断耳については9州に規定がありますが、法律で禁止されているわけではありません。

日本では断尾・断耳は任意とされているようです。しかし、アメリカ式に沿って断尾・断耳することが多いのが現状です。

断尾・断耳は、痛覚・知覚がまだ十分に発達していない生後5日ぐらいまでに麻酔なしで行われることが多く、その時期を逃せば生後2ヵ月頃に麻酔を伴って行われるのが通常です。

文字に起こすと簡単な手術に思えるかも知れません。しかし、どんな手術にも麻酔の事故や出血、感染症などのリスクを伴うことを忘れてはいけません。

 

ヨーロッパでは?

アメリカや日本で普通に(または、何の疑問もなく)行われている断尾・断耳ですが、ヨーロッパ諸国やオーストラリアでは動物愛護の観点から、法律で禁止されています。なぜなら断尾・断耳は必ずしも必要な手術ではなく、不必要な苦痛を犬に与えていると考えられているからです。

1987年にノルウェーで法律が施行されたのを皮切りに、スゥエーデン、スイス、ドイツなどがそれに追随しました。

これらの国のドーベルマンは、垂れ耳で尻尾が長いのです。私たちが長年慣れ親しんでいるドーベルマン像とは異なり、非常に柔和な印象を受けます。まるで、まったく別の犬種のようです。

 

 

断尾・断耳のデメリットと、それが与える印象

2inudanbi

近年の研究では、断尾・断耳は犬に肉体的・精神的苦痛を与えるだけでなく、犬同士でのコミュニケーションにも影響があるという内容が発表されました。

犬にとって尻尾は非常に便利で意味のあるコミュニケーションの部位です。犬だけでなく尻尾を持つ生物にとって、尻尾が上がっているのと下がっているのではまったく意味合いが違うということは、かのダーウィンも記録に残しています。たとえば、

↓↓続きはPAGE 2へ↓↓

 

Visited 1 times, 1 visit(s) today



PAGE 1 PAGE 2


 - いぬ【画像】, 悲しい