「もういらないから殺処分してくれ」飼い主から見放され安楽死寸前だった犬が見違える姿に!
南アフリカの管理局に一匹のコーギーのミックス犬が連れてこられました。
持ち込んできたのはこの犬の飼い主です。
その飼い主が残した言葉は「こいつは汚いし病気で気持ち悪いから引き取ってくれ。」そしてそのまま犬を置いて帰ってしまったというのです。
飼い主から殺処分の依頼
「こいつは汚らしくて気持ち悪いんだ。もういらないから殺処分してくれ。」
犬が一番頼りにしているはずの飼い主が、そんな酷い捨てゼリフを言い残し、そそくさと犬を置いていなくなりました。
南アフリカ管理局の職員は、連れてこられたその犬を見た瞬間、深い悲しみとショックを受けたそうです。
この犬の名前は「ニックナック」。
年老いたニックナックの全身を見れば、飼い主から虐待されていたことは明らかでした。
オスのコーギーのミックス犬と思われるニックナック。
脚は骨折しており、痩せこけていて完全に栄養失調になっています。
しかも、酷いことに、顔は皮膚病かもしくは火傷の痕なのか、赤くただれてガサガサの状態です。
かわいそうに、無表情のままグッタリしていました。
駆け付けた獣医師は、あまりの衰弱状態に陥ったニックナックを診て、可愛そうだが安楽死させたほうがこの犬のためだろう、と判断しました。
管理局の職員ですら、里親に渡すことは不可能だと考え、この老犬を楽にさせてあげる運命を選ぶしかありませんでした。
里親募集が命を救う
獣医からもスタッフからも安楽死の道しかない、と思われていた矢先のこと。NPO保護団体・動物レスキュー『Sidewalk Specials』が、ニックナックを引き取るとして手を差し伸べたのです。
FacebookやHPでニックナックの里親を募ったところ、南アフリカ・ケープタウンに住む女性のカミラさんからニックナックを引き取りたい、という申し出がありました。
しかし、骨折し衰弱しきったニックナックをそのまま引き渡すことはできません。
里親になるカミラさんは、この老犬が元気になるまで、一緒に治療期間を過ごすことを希望しました。
カミラさんはニックナックに愛情ある言葉をかけ励まし続けます。
ニックナックもカミラさんの愛情に応えるかのように、どんどん回復して表情も和らいでいくのでした。
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