玄関前にいた1匹の子猫。人間を怖がっていた子猫が初めて人の優しさに触れると…

ある日、男性が仕事から帰宅すると、玄関の前に1匹の子猫がいました。
男性は子猫を驚かせないようにゆっくりと近づいたのですが、途中で気づかれてしまい、隣の家の庭に逃げられてしまったのです。

翌朝、男性は玄関マットの上で昼寝をする子猫を発見しました。
何とかして子猫を保護しようと考えた男性は、妻と協力して、子猫の前後から近づいていったのです。

子猫は前日と同じように男性に気づいて逃げ出しましたが、2人の力で何とか捕まえることができました。
その後、夫婦は怯える子猫のために、ガレージに簡易的な家を作り、ご飯や飲み水を用意してあげたのです。

夫婦は子猫を獣医さんのところへ連れて行きました。
子猫はあまりご飯を食べていなかったようで、ガリガリに痩せて栄養失調になっていました。
また、身体中にノミやダニがたくさんついていたのです。

子猫はかなり人間を怖がっていて、夫婦が近づくと凍りついたように動かなくなります。
空腹のはずの子猫ですが、夫婦の前では決してご飯に口をつけようとしないのです。
そして、夫婦がいなくなると同時に、ご飯を食べ始めるのです。

夫婦は子猫と親しくなろうと、なるべく驚かせないように、ゆっくりと近づいて世話を続けました。
子猫は徐々に夫婦に慣れていき、恐怖心が少しずつ消えていったのです。

そして、こんなに近くでご飯を食べるようになりました！

夫婦は、警戒心を解いた子猫をお風呂に入れてあげました。
そして、獣医さんに処方されたノミ除去シャンプーで全身をキレイに洗ってあげたのです。

夫婦は子猫に『ジェダイ』と名づけました。

夫婦はジェダイを2匹の先住猫に会わせてみました。
するとジェダイは突然「ニャーニャー」と鳴き始めたのです。
今までジェダイの声を聞いたことがなかった夫婦は、突然のことにビックリしました。

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