命を救いたい…広島の殺処分対象の犬を『全頭引き取り』へ
広島県で犬の「殺処分ゼロ」がスタート
3月30日、NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」(PWJ)が県内で殺処分対象となった犬のすべてを引き取ると発表しました。
県動物愛護センター(三原市)などから保護した犬はしつけを行うなどし、引き取り先を見つけていくとのこと。
犬が『全頭』引き取られることが決定。
広島県内では、2011年度に2300頭を超える犬が殺処分となりましたが、去年の4月から12月までは566頭にまで減っていました。
地道な取り組みによって少しずつ減っていた殺処分がついにゼロへ。
今回、中心となったピースウィンズ・ジャパンの大西健丞代表理事は「ゼロを維持していく新たな取り組みがスタートした。県民の皆様にも協力頂きたい」とコメント。
画期的なふるさと納税
犬猫殺処分数が全国ワーストを記録(2011年度)した広島県。PWJは「犬の殺処分ゼロ」を目指し「ピースワンコ・ジャパン」を立ち上げ、2013年9月から「広島県の犬の殺処分ゼロを目指す1000日計画」を行ってきました。
2016年6月の「犬の殺処分ゼロ」を目標とし、2014年9月からは本部がある広島県神石高原町と連携して「ふるさと納税」で支援を呼びかけました。
すると…
1万人以上から4億円近い寄付が。
犬舎の建築が進んで引き取り体制整備の見通しがついたことなどから、期限を2ヶ月前倒しし4月から全頭を引き取れる状態になりました。
寄付金は飼育費や啓蒙活動などに利用
ふるさと納税などの寄付金は犬舎の建設や新しい飼い主が見つかるまでの飼育費(食事代、医療費など)、動物福祉の啓発活動などに活用している。
また、収容を続けていくだけでは、施設が溢れかえってしまうため、保護した犬を引き取ってもらう譲渡施設も増やしていく方針だという。
いままで殺処分で亡くなっていた動物たちを思うと人間がやってきたことを残虐さを感じてしまいます。
殺処分ゼロが少しでも広がっていくといいですね。
そのためにもペットショップに行くまえにこのような施設に行ってみるなど、私達ができることをしっかりやっていきたいですね。